妊娠へのサポートが私の使命/インタビュー002_小熊 仁美 さん

アンシャンテ代表 小熊 仁美さん(28)
千葉県鎌ケ谷市のサロンスペースで、不妊治療や妊活中の方向けに足裏のリフレクソロジーを行なっている。千葉県柏市在住、ご主人と二人暮らし。屋号である「アンシャンテ」は、友人がつけてくれたもの。フランス語で「”魔法”にかけられている」という意味。リフレクソロジーをやることで、「足が軽くなって”魔法”にかけられているような状態」になって欲しいとの思いが込められている。/div>

卵巣年齢が低く、生理不順で悩んだ思春期時代

私は、思春期を迎えた中高生の頃から生理不順は当たり前の生活を送っていました。その時は全く気にも留めていなかったので、しばらく病院には行きませんでした。
そんな状況が続いていたのですが、毎月生理は来ないですし、月経があっても血の量が少ないので、心配になってある日病院に行くことにしました。
その時、病院を3件たらい回しにされたことを今でも覚えています。
結果、私は卵巣年齢が低く、卵子の数も少ない、おまけに閉経が早いことが分かりました。
そして、お医者さまからは「君は妊娠できない」と言われました。
衝撃でした。さすがにその日はショックで泣きました。
将来結婚したら、誰でも妊娠するのが当たり前だと思っていたからです。

私の場合、高校生の時から生理は毎月薬で起こしていました。
私は、妊娠ができることが当たり前でないということを、10代の時から嫌というほど思い知ったのです。
「妊娠できない」といわれたその日を境に、本好きだった私は「どうすれば”妊娠”できるのか?」という疑問を解決すべく、本から知識を得ようと思いました。
とても高校生が読むような本ではなかったのですが、本で調べまくったのを覚えています。
その中で、足のマッサージ(リフレクソロジー)は身体の不調を整えてくれることを知りました。

不妊治療者サポートのきっかけ

22歳の時、足やせ専門のリフレクソロジーサロンで働きはじめました。
以前、足のマッサージに通って足裏をほぐしてもらった時、身体が本当に楽になったのを覚えていて、足のマッサージにより、身体の土台を整えることを伝えるお仕事がしたいと思ったからでした。

2019年8月に独立して、千葉県鎌ケ谷市でサロンをオープンしました。
当初は、独立前と同じように、足やせ専門のリフレクソロジーとして施術を行なっていました。
しかし、あるお客さまからの「妊活サロンにしないの?」という一言がきっかけで、不妊の方を支えるリフレクソロジーをやろうと思いました。
今まで、自分が妊娠していないのに妊活専門のリフレクソロジーをやっていいのだろうか?という葛藤があったのですが、10代からの経験と不妊治療体験を踏まえて、リフレクソロジーのマッサージで不妊の方を支えよう!と決心し、妊活の方向けのサロンを始めることにしました。

私が行う、不妊治療サポート

高校生の頃から、「どうやったら妊娠できるか」について書かれた本をたくさん読んでいた私は、足裏をほぐして身体の土台を整えることの大切さも知っています。
そのため、私は足のみに特化したマッサージをすることにしました。
しっかりと90分かけてアロマを使って足裏の反射区をマッサージします。
お客さまによっては、気持ちよくて寝てしまう方もいます。足裏の反射刺激によって自律神経が整うので、リラックスされるのだと思います。
足裏をほぐしてもらうと血行も良くなるので、身体の土台が整って、妊娠しやすい身体に変わりますし、身体が軽くなり、足も細くなります。

不妊サポートで力になった方

33歳で一人目不妊の女性で、子宮内膜症、子宮頸癌、チョコレート膿腫を患っているお客様です。
先ほどお伝えした、私に「妊活サロンにしないの?」と聞いてくださった方です。
タイミング法を3年から4年近く続けていましたが、なかなか赤ちゃんができなかったので、次の段階にステップアップしようとしていた時期でした。
しかし、体外受精はお金がかかりますので、養子をもらうことも検討されていました。
そこで、お客様にはまずサロンで施術を一回しっかりした後、自宅で出来るセルフケアの方法をお伝えしていきました。
するとその結果、お客様の努力もあり、その1ヶ月後にめでたく妊娠されたのです!!

私が経験した不妊治療

お医者さまには「妊娠できない」といわれましたが諦めきれず、●歳で結婚してから辛い不妊治療を半年ほど経験しました。とにかく妊娠するためには、卵子をたくさん育てて、精子と受精させなければならないので、卵子を育てるための生殖ホルモンの自己注射を毎日していました。
不妊治療をするうえで、生殖ホルモンはとても大切です。妊娠のために必要なホルモンはいくつかあります。私自身、LH(黄体ホルモン)の値が高かったのですが、その状態はプレ更年期や更年期の状態ですので、黄体値を下げるために鼻に薬を噴霧するという治療もしていました。
神奈川にある病院からの帰り道は、辛くていつも泣いていました。

不妊治療中の方へ

私自身、不妊治療中はいつも自分を責めていたからこそ思うことは、まずは自分自身を責めないで欲しいと思います。
私は、自分の子宮を問題にして責めてきましたが、治療中はストレスが溜まったら、一回逃げることも大切だと思います。
妊活中だから、あれも食べちゃだめ、これしちゃだめなど制限を設けず、ジャンクフードであっても、食べたかったら食べてストレスを溜めないということも大切です。
治療に疲れたら、一回休んで、マッサージなどで心と身体をリラックスさせてあげて欲しいと思います。

聞き手/プリンセス時間プロデューサーKana